日本航空(JAL/JL、9201)は7月11日、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのキャラクターをデザインした特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」の2号機(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA601J)を、羽田空港で披露した。同日から国内線に投入し、2020年10月末までの運航を予定している。
特別塗装機には、「TOKYO2020」のロゴと東京オリンピックのキャラクター「ミライトワ」、パラリンピックの「ソメイティ」が、フェンシングやテニスなどさまざまな競技に挑戦する様子を大きくデザインした。デカールの面積は400平方メートルで、9日間かけて機体に貼った。
777-200(3クラス375席:ファースト14席、クラスJ 82席、普通席279席)で4月8日から運航している初号機(JA773J)に対し、2号機は767-300ER(3クラス252席:ファースト5席、クラスJ 42席、普通席205席)を使用。2号機の就航により、五輪開催までに国内線に投入する全3機のうちの2機がそろった。3号機の就航は2020年春を予定している。
機内には、専用の紙コップや両キャラクターのぬいぐるみを設置し、2号機の外装デザインにあわせたヘッドレストカバーは6種類用意した。11日から9月30日までは、東京2020大会デザインのミニタオルを、初号機と2号機に搭乗した乗客全員にプレゼントする。
初便は11日の羽田発福岡行きJL323便を予定し、羽田を午後3時10分に出発する。今後は羽田発着の伊丹と札幌(新千歳)、福岡、那覇の幹線を中心に、767で運航するファーストクラス設定便に投入する。路線や便名は、前日夕方にJALのウェブサイトで公表する。
JALと全日本空輸(ANA/NH)は2015年6月15日に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)組織委員会と航空輸送カテゴリーでのオフィシャルパートナー契約を締結。4つあるスポンサープログラムのうち、日本国内で展開する階層のもので、契約期間は2020年12月31日までとなる。両社は呼称やマークなどを使用し、大会の機運醸成や日本選手団の支援につなげる。
東京五輪は、2020年7月24日から8月9日まで開催。東京パラリンピックは、同年8月25日から9月6日まで開かれる。
*写真は12枚。
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