エアライン, 官公庁 — 2019年7月5日 19:12 JST

ZIPAIR、成田-バンコク20年5月就航 国交省からAOC取得

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 日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する国際線中長距離LCCのZIPAIR(ジップエア)は7月5日、国土交通省航空局(JCAB)からAOC(航空運送事業の許可)を取得したと発表した。1路線目の成田-バンコク(スワンナプーム)線は2020年5月14日に開設を予定している。

事業許可証を手にするZIPAIRの西田社長(右)と国交省の蝦名航空局長=19年7月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

国交省で蝦名航空局長(左)から事業許可証を受け取るZIPAIRの西田社長=19年7月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機材はボーイング787-8型機で、座席数は290席。2路線目の成田-ソウル(仁川)線は2020年7月1日開設を目指す。

 5日はZIPAIRの西田真吾社長が国交省を訪れ、蝦名邦晴航空局長から事業許可証が手交された。

 蝦名局長は「安全最優先で新しいサービスを提供し、大いに発展していただきたい」と述べた。西田社長は「1便1便安全を確保するとともに、お客様にバリューをお届けする。就航に向けて着実に準備を進める」と語った。

 成田空港を拠点とするZIPAIRは、当初は成田-バンコク線とソウル線の2路線を運航。欧米路線の開設を視野に入れており、2021年にも米西海岸就航を目指す。

ZIPAIRの787-8の模型=19年4月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機材はJALからリース導入する787-8が2機でスタート。1年に2機ずつ増やし、就航2年で黒字化を目指す。

 座席数はJALの787-8と比べて約1.5倍。JALの導入2号機(登録記号JA822J)を移籍させる初号機は、今冬にもお披露目する方向で準備を進める。もう1機はJALの導入初号機(JA825J)を使用する。

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