ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)に現地時間7月2日(日本時間3日)、全日本空輸(ANA/NH)のエアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」が2機そろった。日本時間2日から成田-ホノルル線に投入しているA380の2機体制が本格化し、週10往復の運航になったため。ホノルルにA380が2機そろうのは初めて。
ANAではA380を「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU」と名付け、全機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施した。5月24日に就航した初号機(登録記号JA381A)は空をイメージした青色、6月18日就航の2号機(JA382A)は海をイメージした緑色でデザインし、3号機(JA383A)は夕陽をイメージしオレンジ色に仕上げる。
座席数は4クラス520席で、ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。内装は3機とも同じで各クラスにパソコン用電源と充電用USB端子を備えるほか、Wi-Fiを使った機内インターネット接続サービスを提供し、バーカウンターをクラスごとに設けている。
ANAの成田-ホノルル線は1日2往復で、成田発は午後8時台のNH184便と、午後9時台のNH182便を運航している。これまで火曜と金曜、日曜発の週3往復に投入していたNH184便をA380で毎日運航し、NH182便は火曜と金曜、日曜に投入する。
従来はA380を週3往復、ボーイング787-9型機(3クラス246席:ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席)を週11往復に投入していた。最後の3号機は2020年春に就航する見通しで、全機がそろう2020年度以降は同路線のシェア25%獲得を目指す。
週10往復初便となった2日のNH184便は2号機で運航。乗客518人(幼児15人含む)を乗せ、午後8時22分に成田空港の45番スポット(駐機場)を出発し、同45分に離陸した。初号機で運航したNH182便は乗客523人(同23人)を乗せ、午後9時32分に46番スポットを出発。午後10時に離陸した。
ホノルルにはNH184便は現地時間2日午前8時53分、NH182便は午前10時11分に到着した。2号機の折り返しとなるNH183便は2日午前11時28分、初号機の折り返しのNH181便は同日午後1時10分に成田へ向かって出発した。
*写真は20枚。
*ホノルル空撮特集の初号機到着編はこちら。
*2号機離陸編はこちら。
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