エアバスは、中国南方航空(CSN/CZ)に同社向け初号機となるA350-900型機(登録記号B-308T)を引き渡したと現地時間6月28日に発表した。
中国南方航空はA350を20機発注済み。座席は3クラス314席(ビジネス28席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー262席)を設定する。初号機は広州を拠点に、上海と北京の各線に投入。その後、国際線への導入を開始する。
同社が保有するエアバス機は、5月末現在で335機。内訳はA320ファミリーが282機、A330ファミリーが48機、A380が5機となっている。
日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350を最大56機導入。このうち確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入する契約を結んだ。A350-900は主に国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となる。9月1日から国内線に投入するA350-900初号機(JA01XJ)は、6月14日朝に羽田空港に到着した。
17年4月に発注
・中国南方航空、A350-900を20機発注(17年4月27日)
写真特集・JAL A350-900
ファーストクラス編 マッサージ機能付き電動シート(19年6月25日)
クラスJ編 ワインレッドと黒のツートンカラー(19年6月26日)
普通席編 全席モニター完備、コンセント使いやすく(19年6月28日)
コックピット編 サイドスティックと大型画面並ぶ(19年6月30日)
特集・JAL A350初号機受領
離陸編 翼を振りトゥールーズをフライパス(19年6月15日)
デリバリー編 鶴イメージしたバレエでお披露目(19年6月15日)