エアバス, エアライン, 機体 — 2013年3月21日 06:42 JST

エアバス、ウィズエアー・ウクライナにシャークレット装備A320初号機を引き渡し

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 エアバスは現地時間3月19日、ウクライナの低コスト航空会社(LCC)ウィズエアー・ウクライナ(WAU)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA320の同社向け初号機を引き渡したと発表した。

シャークレットを装備したウィズエアー・ウクライナのA320=13年2月 PHOTO: P.Pigeyre, em company/Airbus

 WAUはウクライナ唯一のLCC。夏には同国内5空港から10カ国19都市に4機のA320を運航する。

 軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のエンジン換装型のA320neoファミリーでは標準装備となる。

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