航空自衛隊は、6月17日に開幕する世界最大規模の航空ショー「第53回パリ航空ショー」にC-2輸送機を参加させる。C-2の同航空ショー参加は初めてで、前回自衛隊機として初参加した海上自衛隊のP-1哨戒機も参加する。
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空自によると、国外運航訓練の一環で、航空支援集団第3輸送航空隊の隊員約15人が参加するという。主催者によると、2機とも地上展示のみを予定している。
パリ航空ショーは奇数年開催で、前回2017年は厚木基地所属のP-1(機体番号5508)が、会場のル・ブルジェ空港に地上展示された。
C-2は川崎重工業(7012)がP-1とともに開発と製造を手掛け、機体全体の約7割が国産。全長43.9メートル、全幅44.4メートル、全高14.2メートルで、最大積載量はこれまでのC-1輸送機の約3.8倍となる約30トン、最大離陸重量は同3.1倍の141トンとなり、国産の航空機では最大の大きさとなる。
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International Paris Air Show
第3輸送航空隊
航空自衛隊
海上自衛隊
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