全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は6月6日、航空機による人工衛星の打ち上げを手掛ける米ヴァージン・オービット(カリフォルニア州)と、日本・アジア展開に関する契約を結んだと発表した。
ヴァージン・オービットは、ジャンボの愛称で親しまれるボーイング747-400型機を人工衛星の打ち上げ用に改修。地上からの打ち上げと異なり、柔軟な打ち合上げ地点の設定が可能だという。
ANAHDは今回の提携で、ヴァージン・オービットの日本やアジアでの打ち上げ時の輸送支援や、航空機や牽引車など地上支援機材の整備、運航支援について、協力関係を築く協議を始めた。
日本での打ち上げ地点については、ANAHDが一般社団法人スペースポートジャパンと協力し、最適な場所を選ぶという。
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全日本空輸
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