社員モデルのカードくじ　「バニラエアForever!!」キラキラでクーポンも

　ピーチ・アビエーション（APJ/MM）との統合を予定しているバニラエア（VNL/JW）は6月1日から、社員をモデルにした「カードくじ」の配付を始めた。成田発国内線の一部便が対象で、運航終了に向けて利用客に謝意を表す。14日まで。

バニラエアの客室乗務員からくじを引く成田発札幌行きJW913便の利用客＝19年6月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　カードくじには、社員40人分の写真を使用。クリームパンやオリジナルのクリアファイルなど、裏面に記載の景品をプレゼントする。カードくじの一部は特殊加工を施した「キラキラ仕様」になっており、引き当てた乗客には航空券購入に使える1万円分のクーポンをプレゼントする。

　対象となるのは成田発の3路線で、札幌行きが7便、奄美大島行きと石垣行きが1便ずつとなる。札幌行きは搭乗口で配付し、奄美行きと石垣行きは機内で配る。当選した景品は当日の当該便のみ有効で、クーポンは当たりカードと引き換えに目録を渡す。

　配布開始を記念し、1日の成田発札幌行きJW913便の利用客を、バニラの井上慎一社長と、ピーチとバニラの客室乗務員が164番搭乗口で見送った。同便に搭乗する120人の利用客は、箱からくじを引いて札幌へ向かった。

　「バニラエアForever!!」と称したキャンペーンを展開しているバニラは、4月25日に運航終了に向けた特設サイトを公開。パイロットや客室乗務員などが動画撮影に挑戦したほか、社員約300人がトレーディングカードを模したコメント付きの写真も公開した。トレーディングカードを現実化したものが、今回のカードくじとなる。

　バニラは今年の夏ダイヤが終了する10月26日で運航を終了。ピーチに統合し、バニラが運航するエアバスA320型機の一部をピーチ仕様に改修するほか、路線の統合を進める。カードくじ初日となった6月1日は、ピーチへの初の移管路線となる成田－那覇線を再就航したほか、今年冬ダイヤ以降の路線増を見越し、成田空港にピーチの「オペレーションセンター」準備室を開設した。

くじを引く成田発札幌行きJW913便の利用客を見送るバニラエアの井上社長（中）ら＝19年6月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

国内線の一部便を対象に配付するバニラエアのカードくじ＝19年6月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

プレゼント対象便（6月1日から14日）
成田→札幌
JW905 成田（08:00）→札幌（09:50）
JW907 成田（09:00）→札幌（10:50）
JW913 成田（12:50）→札幌（14:40）
JW917 成田（14:00）→札幌（15:50）
JW919 成田（15:00）→札幌（16:50）
JW923 成田（17:00）→札幌（18:50）
JW929 成田（20:00）→札幌（21:50）

成田→奄美大島
JW823 成田（10:40）→奄美大島（13:25）

成田→石垣
JW811 成田（10:00）→石垣（13:40）

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