バイオメトリクス(生体認証)を使用した搭乗手続き技術(OneID)を提供するポルトガルのビジョンボックス(Vision-Box)の日本法人、ビジョン ボックス ジャパンは5月21日、航空業界向けのセミナーを都内で開催した。顔認証で開く搭乗ゲートなどのデモ機を持ち込み、空港や航空会社の関係者らにアピールした。

搭乗口に設置する「Seamless Gate」でデモを披露するビジョンボックスのスタッフ=19年5月21日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
—記事の概要—
・IATAが進める“顔パス搭乗”
・複数空港で導入検討
・350人、20分で搭乗完了
IATAが進める“顔パス搭乗”
「OneID」はIATA(国際航空運送協会)が推進するファストトラベルの一種で、チェックイン時に顔写真を登録することで、保安検査や出国審査、搭乗ゲートなどを止まることなく通過できるようになる。利用者は