ボーイングは現地時間5月16日、墜落事故が相次いだ737 MAXのソフトウェア改修が完了したと発表した。
改修したのは、2度起きた墜落事故の原因になったとみられる失速防止システム「MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System(操縦特性向上システム)」。ボーイングが737 MAXで新たに採用したもので、関連するシミュレーターのテストや、自社での飛行試験を終えたという。
ボーイングは、MCASの修正済みソフトウェアを搭載した737 MAXで、試験飛行を207回、360時間以上実施したと説明している。
今後はFAA(米国連邦航空局)にパイロットがどのように操縦するやディスプレイの表示など、追加情報をFAAに提出するという。FAAとともにMCASの認証試験の実施期間を定め、早ければ今夏の商業飛行再開を目指す。
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