バニラエア、関西－奄美線の運航終了　冬ダイヤからピーチに

　ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下のバニラエア（VNL/JW）は5月6日、関西－奄美大島線の運航を終えた。同じくANAHD傘下のピーチ・アビエーション（APJ/MM）との今年度内の統合に伴い、路線移管する最初の路線で、10月27日に始まる冬ダイヤからピーチの路線として再開する。

関西－奄美大島線の運航を終えたバニラエア＝17年3月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　関西－奄美大島線は、2017年3月26日に1日1往復で就航。バニラの奄美乗り入れは成田線に続き2路線目で、関西空港と奄美空港を結ぶ路線は1998年以来19年ぶりの復活となった。

　バニラは、関西－奄美大島線をエアバスA320型機（1クラス180席）で合計1481便を運航した。最終日となった6日の乗客数は、速報値で関西発奄美行きJW873便が162人、奄美発関西行きJW874便がほぼ満席の174人だった。

　ピーチへの統合に伴い、バニラの路線再編が進む。関西－奄美大島線を含む国内・国際5路線ずつ計10路線の運航を順次終え、ピーチ便に切り替える。一方、成田－函館線と那覇－石垣線の国内2路線と、成田－香港線の国際1路線の計3路線は順次廃止。このうち最も早く廃止したのが函館線で、バニラは3月30日の運航を最後に函館から撤退した。那覇－石垣線と成田－香港線の2路線は、5月31日の運航を最後に廃止となる。

最終日の運航状況（括弧内は定刻/実績）
JW873 関西（09:50/10:08）→奄美大島（11:40/11:55）
JW874 奄美大島（17:15/17:19）→関西（18:50/19:08）

関連リンク
バニラエア
ピーチ・アビエーション

バニラの奄美路線
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