平成最後の日となった4月30日、全日本空輸(ANA/NH)は羽田空港国際線ターミナルで同社の羽田発平成最終便となったバンコク行きNH1925便(ボーイング787-8型機、登録記号JA878A)を平子裕志社長と社員らが見送った。
ANAの平成ラストフライトのNH1925便は、乗客229人(幼児3人含む)を乗せ、午後11時41分(定刻午後11時35分)に出発。乗客には「平成」とデザインされた扇子(せんす)や搭乗証明書などの記念品が手渡された。
平子社長は「ANAは66年間国内線を運航してきた。人間の人生に例えると、昭和と平成にどっぷりつかった人生だった。国際線は半分の33歳。昭和61年にスタートし、昭和生まれの平成育ち。安全に対する姿勢は不変だ」と、これまでを振り返った。
ANAにとっての平成ラストフライト出発から24分後の午前0時5分には、令和ファーストフライトとなる羽田発バンコク行きNH849便(787-9、JA890A)が、乗客217人(幼児なし)を乗せて出発した。
出発前に開かれた新元号イベントには、令和にちなみ、客室乗務員の渡邉令奈(れな)さんと猪上和(なぎ)さん、地上係員の本間令子(れいこ)さんと土屋和(むつみ)さんが参加した。
*写真は7枚。
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