エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2019年4月28日 11:20 JST

バンブー、日本初就航　茨城にチャーター、ハノイへ

By Yusuke KOHASE

共有する:

　ベトナムの新興航空会社バンブー・エアウェイズ（BAV/QH）は4月28日、チャーター便での日本乗り入れを開始した。初便は茨城を発着し、ベトナムと日本両国のツアーに活用する。

チャーター便で日本に初就航したバンブー・エアウェイズ＝19年4月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

茨城空港でハノイ行きQH431便の搭乗手続きを進めるツアー参加客＝19年4月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　ベトナム側はホーチミン発着、日本からはハノイ着発のそれぞれ3泊4日ツアーに投入し、エアバスA321neo（2クラス206席：ビジネス8席、エコノミー196席）で運航する。

　予定している運航スケジュールは、4月28日のホーチミン発茨城行きQH442便は午前0時30分に出発し、午前8時30分に到着。折り返し便はハノイ行きQH431便となり、午前9時30分に茨城を出発し、午後1時20分に着く。

　5月2日のハノイ発茨城行きQH432便は午前1時30分に出発し、午前8時30分に到着する。折り返し便はホーチミン行きQH443便となり、午前9時30分に茨城を出発し、午後2時10分に到着する。

　28日のホーチミン発QH442便初便（A321neo、登録記号VN-A588）は、午前8時12分ごろ茨城空港に着陸。駐機場（エプロン）では県立大洗高校（茨城・大洗町）のマーチングバンド部が生演奏を披露し、到着客を出迎えた。出発初便のQH431便は午前10時6分ごろ、ハノイへ向けて離陸した。

　バンブーは、ベトナムの複合企業・FLCグループが2017年に設立した新しい航空会社。今年1月16日に就航し、現在はハノイとホーチミンを拠点に、ベトナム国内17路線を運航している。今後は日本や台湾、韓国など北東アジア市場への進出を検討。年内には37路線に拡大するほか、2021年までには米国や欧州への直行便も計画する。

　現在はエアバス機のみを保有。エアバスの受注リストによると、3月末現在、A319とA321neoを1機ずつ、A320を2機導入している。2月にはボーイング787-9型機の10機発注を発表している。

＊写真は11枚。