エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2019年4月27日 12:35 JST

A380と同じ新フルフラットシート 写真特集・ANA 787-10(ビジネスクラス編)

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 全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-10型機が4月26日夜、1路線目の成田-シンガポール線に就航した。787ファミリーでは胴体が最長となる超長胴型の機体で、標準型の787-8より11.6メートル長く、日本の航空会社では初導入となった。

787-10のビジネスクラスを紹介するANAの客室乗務員=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数は3クラス294席で、ビジネス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー235席。全クラスに電源コンセントと充電用USB端子を設けた。当初は国内線に投入予定だったが、訪日需要が旺盛な東南アジア路線の増強用に変更した。

 ビジネスクラスは仏サフラン・シーツ(旧ゾディアック・シート・フランス)製。エアバスA380型機に採用した新シートと同じものを、全席が通路にアクセスできる1-2-1席のスタッガード配列で導入した。

 A380で導入した隣り合わせの中央席「ペアシート」の設定はなく、席と席の間にあるディバイダー(仕切り)の高さは、A380と比べて低い通常タイプになった。

 1席あたりの電源は、コンセントが1つとUSB端子が2つ。個人用画面は、18インチのタッチパネルモニター。個人用モニターのコンテンツは、スワイプ式で探せる操作方式に変更。対応言語も11言語に拡充した。

 大型の引き出し式テーブルやサイドテーブルは、787-9のシートと同様、明るい木目調のものが採用された。

 本写真特集では、787-10のビジネスクラスを取り上げる。

*写真は22枚。
*プレミアムエコノミーはこちら
*エコノミーはこちら
*コックピット・外観はこちら

ANAの787-10=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ANAの787-10のビジネスクラス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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