ボンバルディアは現地時間3月7日、開発中の100席から149席クラスの小型旅客機Cシリーズの飛行テスト用初号機(FTV1)をカナダ・ケベック州ミラベルの工場で公開した。初飛行は6月に行われる見込み。
Cシリーズはエンジンに米プラット・アンド・ホイットニー社製ギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1500G」を搭載。PW1500Gは2月20日にカナダ運輸省の型式証明を取得している。
また、ボンバルディアは同日、CS300(130席)の席数を最大160席まで増やせるオプションを発表。ラトビアのエア・バルティック(BTI)はCS300の高密度版となる148席仕様を採用した。同仕様では胴体主翼部にドアを増設する必要があり、新造機のほか機体受領後の改修でも対応できる。
ボンバルディアでは、CS300はクラス最高の座席マイルコストや快適性を提供するとしている。Cシリーズは12年12月31日時点で、148機の確定発注を含む382機の発注と発注コミットメントを獲得している。
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