日本航空(JAL/JL、9201)は4月19日、NHKで放送中の連続テレビ小説「なつぞら」の特別塗装機(ボーイング737-800型機、登録記号JA346J)を就航させた。初便の出発前には、同番組のヒロイン「奥原なつ」役を演じる女優の広瀬すずさんらが羽田空港の格納庫で機体をお披露目した。
今回の特別塗装機は大型デカールによるもので、機体後部に夏を思わせる青空と広瀬さんが描かれている。デカールは横7.7メートル、縦3.3メートルの大きさで、2日間をかけて機体に張り付けた。9月中旬までの予定で、国内線で運航する。
お披露目イベントで、機内での過ごし方を聞かれた広瀬さんは「だいだい寝ちゃいます。飲み物も直接もらったことがないくらい。揺れる感じや座り心地が眠気を誘う感じで」と話した。眠れない時は音楽を聴いたり、台本を読んで過ごすという。
行きたい旅行先を問われると、「台湾に行きたいです。2泊3日で行けると聞き、同級生と卒業旅行に行きたいねと話していたものの、行けずにいるので」と話した。
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」は北海道の十勝地方が舞台で、両親を戦争で失った少女「奥原なつ」がアニメーターを目指し、成長する姿を描いている。4月から9月の6カ月間、月曜から土曜の午前8時から8時15分に放送する。
初便となった19日の羽田発帯広行きJL579便は乗客161人(幼児なし)を乗せ、羽田を午後5時52分に出発した。今後は737-800が就航している国内線で運航し、路線や便名は運航前日の夕方にJALのウェブサイトで公表する。
*写真は8枚。
・JAL、「西郷どん」デカール機就航 11月まで国内線(18年4月21日)