エティハド航空(ETD/EY)は4月18日、アブダビで途中降機(ストップオーバー)する全クラスの乗客に、5つ星ホテルを2泊分無料で提供するキャンペーンを都内で発表した。
エティハド航空はこれまで、アブダビで途中降機するエコノミークラスの乗客向けに1泊すると2泊目が無料、ビジネスクラスの乗客は1泊無料となるサービスを提供していたが、期間限定で2泊を無料にする。対象となるのは、4月10日から6月15日にエティハド航空のウェブサイトや旅行会社で予約した、4月21日から7月15日までのフライトとなる。
宿泊ホテルはアブダビの5つ星ホテル15軒から選択可能で、インターコンチネンタル・アブダビやデュシ・タニ・アブダビ、コートヤード・バイ・マリオット・ワールドトレードセンター、クラウンプラザ、ラディソン・ブルなどを用意。無料宿泊券は航空券を予約後に、エティハド航空のウェブサイトから申し込む。
エティハド航空の日本路線は2路線で、アブダビ-成田線にボーイング787-9型機(2クラス299席:ビジネス28席、エコノミー271席)を、アブダビ-中部線は787-10(2クラス336席:ビジネス32席、エコノミー304席)を投入。いずれも週7往復(1日1往復)のデイリー運航で、中部線は北京経由となる。同区間だけの利用も可能であることから、中国からのインバウンドが増えているという。
同社の稲場則夫日本支社長は、「お客様のニーズに合わせて多種多様な選択肢を提供する航空会社だ」と述べた。稲場支社長によると、現時点で日本の就航地を拡大する予定はないという。
エティハド航空は、アラブ首長国連邦の国営航空会社で、2003年7月に設立。今年1月時点で世界84都市に乗り入れ、貨物機5機を含めた102機を運航している。日本からの利用客は9割以上がアブダビで乗り継ぎ、欧州やアフリカなどへ足をのばすという。
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