香港航空(CRK/HX)は、日本経済新聞が報じた日本路線運休について、運航を継続する声明を発表し、撤退を否定した。香港航空によると、通常どおり運航するという。
日経新聞は現地メディアの報道として、経営が混乱している香港航空が日本から撤退すると報じた。香港航空は4月17日付の声明で「オペレーションには影響はなく、今後も業務を続ける」とし、通常どおりであることを強調。香港航空によると、日経の当該記事は、日経電子版からは削除されたという。
香港航空は中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)傘下の中堅航空会社。日本には成田と関西、札幌、岡山、米子、鹿児島、那覇の7都市に就航している。一方で、ゴールデンウイークに計画していた茨城空港へのチャーター便運航を、事業計画の変更により取り止めている。
海航集団は香港航空のほか、LCCの香港エクスプレス航空(HKE/UO)も保有していたが、3月27日付で香港エクスプレス航空をキャセイパシフィック航空(CPA/CX)に売却。事業再編を進めている。
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