エアバスは4月11日、国土交通省航空局(JCAB)からA350 XWBの型式証明を取得したと発表した。これにより、日本航空(JAL/JL、9201)が導入するA350はJCABが定める基準を満たし、国内で運航できるようになる。
A350を国内で発注している航空会社はJALのみで、2013年10月7日に最大56機導入すると発表。確定発注は、標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入する契約を締結した。ボーイング777型機の後継機で、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となる。
JALが初号機となるA350-900(登録記号JA01XJ)を受領するのは、6月を予定している。9月1日から国内線に就航し、初便は羽田を午後0時10分に出発する福岡行きJL317便となる。
福岡線就航後は、札幌(新千歳)線や那覇線など、777-200で現在運航している路線に投入を予定している。那覇線には、早ければ2020年1月にも就航する見通し。
*初号機受領と出発の記事はこちら。
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