日本航空(JAL/JL、9201)は4月8日、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのキャラクターをデザインした特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」の初号機(ボーイング777-200型機、登録記号JA773J)を国内線に就航させた。運航期間は2020年10月末までを予定している。
特別塗装機には、東京オリンピックのキャラクター「ミライトワ」と、パラリンピックの「ソメイティ」をデザインし、「TOKYO2020」の大きなロゴと東京の街並みを描いた。デカールの面積は221平方メートルで、7日間かけて機体に貼った。
初号機は777-200(3クラス375席:ファースト14席、クラスJ 82席、普通席279席)を使用。五輪開催までに異なるデザインの機体を2機追加し、国内線で全3機を運航する。機内には特別デザインのヘッドレストカバーや紙コップ、両キャラクターのぬいぐるみを用意した。
初便となった8日の羽田発伊丹行きJL121便は乗客226人(幼児5人含む)を乗せ、羽田を午後2時32分に出発した。今後は羽田発着の伊丹と札幌(新千歳)、福岡、那覇の幹線を中心に、777-200の就航路線に投入する。路線や便名は、前日夕方にJALのウェブサイトで公表する。
JALと全日本空輸(ANA/NH)は2015年6月15日に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)組織委員会と航空輸送カテゴリーでのオフィシャルパートナー契約を締結。4つあるスポンサープログラムのうち、日本国内で展開する階層のもので、契約期間は2020年12月31日まで。両社は呼称やマークなどを使用し、大会の機運醸成や日本選手団の支援につなげる。
東京五輪は、2020年7月24日から8月9日まで開催。東京パラリンピックは、同年8月25日から9月6日まで開かれる。
*写真は14枚。
関連リンク
日本航空
東京オリンピック・パラリンピック競技大会
・入社式中に新元号「令和」発表 JAL赤坂社長「真のプロ目指して」(19年4月1日)
・JAL、嵐と東京五輪盛り上げる新CM 櫻井翔さん「手を振り返したら『誰ですか?』」(18年8月23日)
・JAL、2020年に制服刷新 東京五輪で空港100億円投資、無料で訪日客の地方送客も(18年8月23日)
・成田空港で五輪2年前イベント JALとANAの787も「参加」(18年7月24日)
・JAL、羽田で東京五輪向け空港装飾 開幕まで2年、イベントも(18年7月24日)
・JAL、東京五輪マスコットのデカール機就航(18年7月24日)
・JAL、羽田で東京五輪1000日前イベント 限定コーラ配布やフォトスポット(17年10月28日)
・五輪旗、羽田到着 ANAとJAL機、SKY格納庫に並ぶ(16年8月24日)
・ANAとJAL、2020年東京五輪公式パートナーに 森会長「両社ロゴが並ぶのは稀少」(15年6月15日)