航空自衛隊が運用してきた現行の政府専用機「B-747-400」(機体番号20-1101、20-1102)が3月31日で退役し、4月1日からは「B-777」(80-1111、80-1112)が任務運航に就く。
空自によると、当面は任務に支障が出ないようB-747も運航可能な状態を維持し、B-777のみで問題ないと判断した段階で、正式に運用から離脱させるという。B-747の機体は運航が正式終了後に売却されるが、貴賓室は取り外す。一つは静岡県浜松市にある空自の広報施設「エアーパーク」に展示し、もう一つも無償貸出を条件に貸出先を決める。
1993年に初の任務運航に就いたB-747は、千歳基地の特別航空輸送隊が運用。機種交代式典が開かれた3月24日時点で100カ国を訪問し、269カ所に寄港。任務運航は349回にのぼる。地球を365周分にあたる約1460万キロを飛んだ。
本写真特集では、日本籍で運航された最後の旅客型747-400となるB-747を取り上げる。
*写真は21枚。
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