全日本空輸(ANA/NH)とエアバスは3月29日、A380型機の2号機(登録番号JA382A)の塗装が終わり、独ハンブルクでロールアウトしたと発表した。5月24日に成田-ホノルル線に就航する初号機(JA381A)に続き、7月1日に運航を開始する見通し。
ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、A380の新造機3機を発注したと2016年1月29日に発表。すべて成田-ホノルル線に投入する。初号機が週3往復で5月に就航後、7月1日から2号機を投入し、週10往復に拡大。最後の3号機(JA383A)は、2020年度に受領を計画している。
座席数は4クラス520席で、ANAのホノルル線では初のファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。エンジンはロールス・ロイス製トレント900を採用した。Wi-Fiを使った機内インターネット接続サービスや電源コンセントなども備える。
ファーストは日本初のドアを備えた個室型シートを採用し、ビジネスは家族やカップルが隣同士で座れるペアシートを設けるほか、エコノミー後方には日本の航空会社初となるカウチシート「ANA COUCHii」を導入する。
「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」と名付け、全機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施す。初号機が青(ANAブルー)、2号機が深緑(エメラルドグリーン)、3号機がオレンジ(サンセットオレンジ)と、1機ごとに色が異なるデザインが採用された。
2号機のエメラルドグリーンは、ハワイの海をイメージした。
*初号機の成田到着はこちら。
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