3月30日で17年間の運航に幕を閉じる日本航空(JAL、9201)の旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-90型機に7日、同社の整備士が感謝の気持ちを込めて特別塗装を行った。

MD-90に赤いスプレーでメッセージを塗装するJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

機体にペイントされた「17年分の感謝をこめて MD-90 ありがとう」のメッセージ=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire
「17年分の感謝をこめて MD-90 ありがとう」とのメッセージが、機種前方左側に縦0.46m、横1.35mの大きさで整備士2人によりペイントされた。羽田の格納庫で午前9時にスタートした作業は、2時間半ほどで終了した。
今回の塗装から1カ月弱でMD-90は日本の空から姿を消す。通常であれば機体に貼る特別なシール「デカール」を用いるが、JALによると退役後は売却前整備時に真っ白に塗りつぶすだけのため、コストのかからないペイントになったという。
ラストフライトは30日午後7時40分に広島を出発する羽田行きJL1614便(午後8時55分着)。同便の予約は退役を惜しむファンで満席となった。

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

塗装の仕上げを行うJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

機種前方左側にメッセージが塗装されたMD-90=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire
関連リンク
日本航空 [1]
特集・MD-90 JALパイロットと整備士が振り返る最後のダグラス機
・後編「最初の1年は砂漠に置いていました」 [2]
・前編「東日本大震災で活躍してくれた」 [3]
MD-90関連記事
・“ドラえもんの手”もさようなら JAL有志がMD-90記念セレモニー [4]
・最終便に乗れなかった人のためのJAL MD-90写真特集(後編) [5]
・最終便に乗れなかった人のためのJAL MD-90写真特集(前編) [6]
・操縦席に「ありがとう!」MD-90、JAL最終便で17年の運航に終止符 [7]
・羽田発最後のMD-90、広島へ出発 別れを惜しむ人で遅延発生 [8]
・日航の鶴丸MD-90、雨の羽田から初便出発 [9]
・鶴丸MD-90、23日から運航 日航、引退前最後の化粧直しで [10]