韓国のLCCチェジュ航空(JJA/7C)は3月13日、中部空港(セントレア)に2019年度上期にオープンするLCCターミナルへ移転すると発表した。新ターミナルへの移転公表は、チェジュ航空が初めて。
新ターミナルは2019年度上期の供用開始に向け、中部空港を運営する中部国際空港会社が整備を進めている。スポット(駐機場)は10カ所、年間旅客数は国際線300万人と国内線150万人の計450万人を計画している。
現在のターミナルから300メートルの場所に建設。チェックイン棟とコンコース棟の2棟で構成し、いずれも2階建てで延床面積は約4万5000平方メートルとなる。現ターミナルからは、2018年10月にオープンしたボーイング787型機を展示する複合商業施設「Flight of Dreams(フライト・オブ・ドリームス)」内部を経由して到着する。また、愛知県が建設するコンベンションセンターを含めた4施設を、空中回廊でつなげる。
チェジュ航空の中部乗り入れはソウル(仁川)1路線のみで、1日2往復を含む週16往復運航している。成田と関西の両空港でも、LCC専用のターミナルを使用している。
成田・関空でもLCCターミナル
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中部空港のLCCターミナル計画
・中部空港「ビジョン2027」策定 空港活用会社へ、リニア開業を意識(17年7月31日)
・中部空港、LCCターミナル17年度内着工 年間450万人計画(17年4月4日)
18年10月オープンのFlight of Dreams
・中部787施設「Flight of Dreams」オープン 一番乗りは前日夜(18年10月12日)
特集・中部787施設Flight of Dreams
商業エリア編 翼の下で食事できる スタバなど16店舗、シアトル再現(18年10月11日)
展示エリア編 9種類の体験型コンテンツ、コックピットも(18年10月11日)