全日本空輸(ANA、9202)と日本ユニシスは3月5日、乗客のiPadなどにニュースや雑誌を中心とするデジタルコンテンツを無料配信するサービスを、13日から羽田や成田など全国14空港のANAラウンジに拡大すると発表した。現在は伊丹のラウンジのみで行っているサービス。
同サービスはANAがラウンジ内で提供する無線LANに、乗客が手持ちのiPadなどのタブレット端末やスマートフォン、ノートパソコンを接続して利用。ブラウザーを使用して専用サイトで搭乗便名や性別、年齢を入力してサインインすると雑誌などの閲覧が行える。
今回サービスを開始するラウンジは、国際線が羽田と成田、関西の3カ所。国内線は2012年9月にスタートした伊丹のほか、羽田と成田、新千歳、仙台、小松、関西、岡山、松山、広島、福岡、熊本、鹿児島、那覇の13カ所で開始し、計14カ所となる。
コンテンツも利用ラウンジ拡大に合わせ、日本経済新聞など56種類追加し、計68種類とした。
ANAによると、12年9月10日に伊丹でサービス提供を開始して以来、延べ4万人が利用したという。
配信プラットフォームは日本ユニシスが開発した「LoMeS(ロメス)」を採用している。