ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下で地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)は3月1日、パイロットの自社養成コース要員第1期生の募集を開始した。新卒者と社会人を含む既卒者を対象に、正社員として採用する。
採用は若干名で、対象は高等専門学校や短期大学、4年制大学、大学院を2019年3月末時点で卒業または修了している人と、2020年3月末時点でこれらの学校を卒業または修了見込みの人。入社時期は、社会人を含む既卒者が今年12月以降の、新卒者は2020年4月以降の、会社が指定する時期となる。
ANAウイングスはこれまで、航空大学校や私立大学、民間訓練学校で、航空会社のパイロットになるための基礎ライセンス(事業用操縦士多発限定、計器飛行証明)を取得した人を採用し、社内で副操縦士として養成してきた。一方、パイロットは世界的に不足しており、安定的な養成が求められることから、自社養成コースを立ち上げたという。
自社養成コースでは、入社から約4年で副操縦士へ昇格。訓練費用の自己負担はない。
関連リンク
ANAウイングス
・ANAウイングス、国交省に再発防止策提出 パイロット飲酒(19年2月22日)
・最後に残った緑のANA機 写真特集・さよならエコボン(18年3月20日)
・緑色のANA機「エコボン」が運航終了 7年で再塗装、青色に(18年3月13日)
・ANAウイングス、5周年で5歳児と記念イベント CA手作りアルバムも(15年10月2日)
他社も採用
・ANA、20年度新卒採用 総合職とパイロット訓練生、客室乗務員(19年3月1日)
・JAL、20年度新卒採用 “オンリーワン選考”継続、IT企画職も(19年2月28日)