日本航空(JAL/JL、9201)とインドの新興航空会社ビスタラ(VSS/UK)は2月22日、コードシェア(共同運航)を28日から始めると発表した。ビスタラが運航するインド国内線の一部で開始する。
コードシェアを始めるのは、ビスタラが運航するデリーとムンバイ、ベンガルール(旧バンガロール)、コルカタ、ハイデラバード、アーメダバード、プネー、チェンナイの7都市を結ぶ路線。26日から販売を開始する。
ビスタラは、印タタ・サンズとシンガポール航空(SIA/SQ)の合弁会社で、2015年1月9日に商業運航を開始。現在はインド国内線のみの運航で、デリーを拠点に22地点に週793便を運航している。フルサービス航空会社(FSC)として、ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスを導入し、マイレージプログラム「Club Vistara」を展開している。
JALによると、インド航空当局(DGCA)の統計では、もっとも定時運航率の高いインドの航空会社に認定されており、サービスや運航品質が高く評価されているという。
JALとビスタラは、2015年10月20日に業務提携に向けた検討を開始すると発表。2017年9月7日に提携を結んだ。コードシェアに続き、マイル提携も準備が整い次第始める。
JALは現在、成田-デリー線をボーイング787-9型機で1日1往復運航。2020年夏ダイヤまでに、インド2路線目となる成田-ベンガルール線開設を目指しており、成長が見込まれるインド市場の取り込みを進める。
JALとビスタラ
・JAL、印ビスタラと提携 コードシェアなど18年度から(17年9月7日)
・JAL、印ビスタラと業務提携へ 開始時期未定(15年10月22日)
ベンガルール就航へ
・JAL、成田-ベンガルール20年3月就航 インドのシリコンバレー進出(19年1月23日)