エアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は2月1日、中部(セントレア)-台北(桃園)線を1日1往復で開設した。同社初の国際線で、既存の中部-札幌(新千歳)線と合わせて2路線になった。
運航スケジュールは、台北行きDJ803便が中部を午前7時55分に出発し、午前10時40分着。中部行きDJ804便が午前11時40分に台北を出発して、午後3時10分に到着する。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)を使用する。
中部空港を拠点とするエアアジア・ジャパンは、当初計画より約2年遅れとなる2017年10月29日に就航。1日2往復だった中部-札幌線は、2018年7月20日から1日3往復に増便した。
中部発着の台北線を現在運航する航空会社は、エアアジア・ジャパンで6社目。ジェニー・麻友子・若菜社長は、「日本人にはハワイに次ぐ需要があり、気軽に利用できる運賃を提供していきたい。台北にはエアアジア・グループの各社が乗り入れているので、台湾から訪日客を送客したい」と抱負を語った。
1日の台北行き初便DJ803便(A320、登録記号JA01DJ)は、乗客101人(幼児1人含む)を乗せ、午前8時に中部を出発した。就航記念式典では、エアアジア・ジャパンの現役客室乗務員「ファンチーム」の3人が、ダンスパフォーマンスを披露した。
エアアジア・ジャパンは、今月中旬にもA320の3号機(JA03DJ)を受領予定。年内に4号機(JA04DJ)も受領し、4機体制を構築する。3号機以降は、1列6席増の1クラス186席仕様になる(関連記事)。
エアアジア・グループでは、1月31日に中距離路国際線を担うエアアジアX(XAX/D7)の関西-台北線が週4往復で就航。今月28日には、クアラルンプール-福岡線を週4往復で開設する。エアアジア・ジャパンは今後、福岡などに就航することで、グループとしてのネットワーク構築を目指すとみられる。
運航スケジュール(19年2月1日から3月30日まで)
DJ803 中部(07:55)→台北(10:40)
DJ804 台北(11:40)→中部(15:10)
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