エア・セネガル(SZN/HC)が導入する、エアバスA330-900型機が初飛行した。エアバスが現地時間1月29日に、Twitter(ツイッター)で公表した。
2018年5月に運航を開始したエア・セネガルは、A330-900を2機発注。アフリカ大陸の航空会社として、A330-800を含むA330neoを初めて発注した。
A330-900はA330の改良型「A330neo」の1機種で、A330-300の後継機。A350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。
主翼は従来の60.3メートルから64メートルに大型化。翼端に装備して燃費を改善する「シャークレット」は、A350の技術を取り入れた。客室はA350のものをベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明などを採用した新内装「エアスペース」を取り入れる。
エアバスは2018年11月から、A330-900の引き渡しを開始。初号機(登録記号CS-TUB)は、ローンチオペレーターのTAPポルトガル航空(TAP/TP)が受領した。12月末現在、3機引き渡し済みで、いずれもTAPが導入している。
関連リンク
Air Senegal
Airbus
エアバス・ジャパン
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