エアアジアX(XAX/D7)は1月30日、関西-台北(桃園)線を週4往復で開設した。クアラルンプール-台北線の一部を台湾から日本への以遠権により延伸した新路線で、エアバスA330-300型機で運航する。
運航日は月曜と火曜、水曜、金曜で、運航スケジュールは関西行きD7 370便が台北(桃園)を午後4時55分に出発し、午後8時45分着。台北行きD7 371便は午後10時に関西空港を出発し、午後11時55分に到着する。座席数は2クラス377席(プレミアム・フラットベッド12席、エコノミー365席)となる。
関空発着の台北線を現在運航する航空会社は、エアアジアXで9社目。関空で開かれた就航記念式典で、エアアジアXのベンヤミン・イスマイルCEO(最高経営責任者)は、「関西-台北線は競争が激しい路線だが、エアアジアは乗り継ぎのネットワークの良さや手ごろな運賃を提供できる。航空旅行市場に、さらなる刺激を与える」と自信を示した。台北の台湾桃園国際空港には、アジア各地からエアアジア・グループが乗り入れており、乗り継ぎ拠点として活用している。
エアアジア・グループの日本路線は、関空発着が最多。今回の台北就航によりクアラルンプールとバンコク(ドンムアン)、ホノルルを合わせて4路線になった。
関空以外は、羽田がクアラルンプール、成田がバンコク、新千歳がクアラルンプールとバンコク、福岡が2月28日からクアラルンプール、中部(セントレア)が新千歳とバンコク、2月1日就航の台北。バンコク路線はタイ・エアアジアX(TAX/XJ)、中部-新千歳線と台北線はエアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)の運航で、残りはすべてエアアジアX便となる。
30日に関空で開かれた就航式典では、エアアジアXの現役客室乗務員「エアアジアX ファンチーム」がダンスパフォーマンスを披露し、華を添えた。台北発初便370便(A330-300、登録記号9M-XBB)の乗客数は358人(幼児2人含む)、関空発371便(同)は314人(幼児なし)だった。
運航スケジュール
D7 370 台北(16:55)→関西(20:45)運航日:月火水金
D7 371 関西(22:00)→台北(23:55)運航日:月火水金
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エアアジア
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