全日本空輸(ANA/NH)などANAグループは1月24日、リアルタイムに運航情報や路線などを調べられるサイトを運営する米フライトスタッツ(FlightStats)社から、2018年の年間定時到着率がアジア太平洋地域の「ネットワーク部門」で1位に認定されたと発表した。グループ会社の運航便を含めた実績が対象で、ANA単体では2位だった。
フライトスタッツでは、定時到着率を定刻に対し遅延15分未満で到着した便が全体に占める割合と定義。2016年からは、運航会社単体の実績が対象の「メインライン部門」と、グループ会社の運航便を含めた「ネットワーク部門」に分類した。
ANAの場合、メインライン部門はANA単体、ネットワーク部門はANAのほか、ANA便名で運航するANAウイングス(AKX/EH)とエアージャパン(AJX/NQ)の合計実績が対象になる。
ANAの定時到着率はメインラインが84.20%で、アジア太平洋地域の航空会社が対象の「Asia-Pacific Major Airlines(アジア・パシフィック主要航空会社部門)」で2位。1位は84.73%の日本航空(JAL/JL、9201)、世界全体のトップはデルタ航空で86.09%だった。
ネットワーク部門はANAグループが1位で85.25%。2位がJALグループで85.21%、3位はシンガポール航空(SIA/SQ)グループで83.52%だった。
フライトスタッツは2001年設立で、米オレゴン州ポートランドに本社を構え、世界中の航空会社の運航情報、路線や空港ごとのデータを集計し公表している。表彰制度は2009年から始め、今回で10回目。2016年からは、航空情報サービスやニュース配信を担うFlightGlobal(フライトグローバル)グループに加盟している。
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全日本空輸
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