デルタ航空(DAL/DL)が導入する、エアバスA330-900型機の初号機への塗装が完了した。エアバスが現地時間1月21日に、Twitter(ツイッター)で公表した。
デルタ航空は2014年11月に、A330-900を25機発注済み。2018年11月にも10機追加発注し、発注量は、計35機となった。
A330-900はA330の改良型「A330neo」の1機種で、A330-300の後継機。A350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。
主翼は従来の60.3メートルから64メートルに大型化。翼端に装備して燃費を改善する「シャークレット」は、A350の技術を取り入れた。客室はA350のものをベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明などを採用した新内装「エアスペース」を取り入れる。
エアバスは2018年11月から、A330-900の引き渡しを開始。初号機(登録記号CS-TUB)は、ローンチオペレーターのTAPポルトガル航空(TAP/TP)が受領した。
デルタ航空のA330-900
・デルタ航空、A330-900を10機追加発注(18年11月19日)
・デルタ航空、A350とA330neoを25機ずつ発注 747など後継(14年11月21日)
A330-900
・エアバス、A330neo納入開始 初号機、TAPポルトガル航空に(18年11月27日)
・A330neo、EASAから型式証明 FAAも近日(18年9月27日)
・型式証明取得目前のA330neo 写真特集・ファンボロー航空ショー2018(2)(18年9月1日)