2018年9月に台風21号の影響でタンカーが衝突した関西空港と対岸を結ぶ連絡橋について、国土交通省とNEXCO西日本(西日本高速道路会社)は1月18日、3月中にも対面通行規制を解除できる見通しが立ったと発表した。上下2車線ずつ4車線を確保できる見込みで、ゴールデンウイーク前には全6車線が通行できる完全復旧を目指す。
連絡橋は、9月4日にタンカーが橋桁に衝突。10月6日から車線を規制して通行を再開した。現在は橋桁の損傷箇所で、6車線のうち関空へ向かう下り3車線が通行できず、上り3車線のうち2車線を下り、残り1車線を上りとしている。
国交省によると、2月12日と13日の夜間に修復した橋桁を架設し、舗装や照明装置などの工事を実施。強風など悪天候に見舞われなければ、3月中にも対面通行規制を解除し、中央2車線を除いた4車線が通行できるようになる。
連絡橋
・関空連絡橋、マイカー6日から通行可 混雑時間回避で通行料還元(18年10月4日)
・関空連絡橋、ゴールデンウイークに完全復旧へ(18年9月18日)
・関空、1タミ全面再開 北側初便は香港航空(18年9月21日)
・訪日客の姿なき空の玄関口 写真特集・再開初日の関空(18年9月11日)
・関空、国内線から再開 ピーチ新潟行きが初便(18年9月7日)
特集・台風で顕在化した関空経営陣の課題
前編 「もう貨物は戻ってこないかも」
後編 「“素人判断”もうやめて」