日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数2018年推計値によると、訪日客数は前年比8.7%増の3119万1900人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降過去最高を記録した。重点市場の20カ国・地域のうち、香港を除く19市場で過去最高を記録し、中国は初となる800万人台に到達した。
出国日本人数は6.0%増の1895万4000人で、4年連続で訪日客数を下回った。
―記事の概要―
・18年の年間動向
・方面別実績
18年の年間動向
これまでの年間記録は、2017年の2869万1073人。香港が唯一の前年割れとなった以外は19市場で前年を上回り、過去最高を記録した。中国と香港のほか、台湾と韓国を加えた東アジア4市場は7.5%増の2288万4300人で、訪日外客数全体の73.4%を占めた。また、タイが東南アジア市場では初めて100万人を突破し、堅調な伸びを見せた。
2018年は地震や台風などの自然災害により、東アジアを中心として旅行控えが見られたものの、年末までに回復。東南アジアでは各市場での訪日プロモーションが奏功し、欧米豪などの市場では年間を通じ、好調な伸びとなった。
方面別実績
方面別に見ると、アジアでは
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