キャセイパシフィック航空(CPA)の100%子会社キャセイパシフィック・サービス(CPSL)は現地時間2月21日、香港国際空港の新キャセイパシフィック・カーゴ・ターミナルの第1期運用を開始したと発表した。CPSLは新ターミナルの設計や建築、操業を担う。
CX138便により最初に届いたオーストラリア・シドニーからの積み荷は、新ターミナルに21日午前5時9分に到着。政府関係者や関係者らが見守る中、最新の自動搬送システムと上屋管理システムが最初の積み荷を処理した。
新ターミナルの総工費は59億香港ドル。香港での最短積み替え時間は、これまでの8時間から5時間に短縮され、将来的には3時間にまで減らすことを目標としている。
CPSLでは、新ターミナルのローンチカスタマーであるCPAと香港ドラゴン航空(HDA)の2社が旧ターミナルから新ターミナルへとスムーズに移行できるよう、3期に分けて業務を開始する。第1期では、VAL貨物や郵便物の取り扱い、一部のトランジット貨物の積み替えを行う。第2期は今夏に操業を開始し、すべての貨物の積み替え、輸入貨物の取り扱いを行う。今年後半には、両社のすべての貨物業務を請け負い、年末までには他の航空会社にも新ターミナルの設備とサービスを提供開始する見込み。
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