ボーイング, 官公庁, 機体 — 2018年12月19日 06:01 JST

ボーイング、NATO向けE-3改修完了 コックピットを近代化

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 ボーイングは現地時間12月18日、NATO(北大西洋条約機構)にコックピットの近代化改修を進めてきたE-3A早期警戒管制機(AWACS)の引き渡しを終えたと発表した。近代化したE-3Aは2016年に初納入され、14機の改修を終えた。

コックピットを近代化したNATOのE-3A(NATO提供)

NATOのE-3A(NATO提供)

 今回の改修では、コックピットにフルカラーのデジタルディスプレーを5つ設け、E-3が開発された1970年代からのアナログ計器を置き換えた。これらにエンジンや航法、レーダーの情報を表示できる。

 改修では、CNS/ATM(Communication, Navigation and Surveillance/Air Traffic Management:航空保安システム)を近代化。改修初号機は米シアトルにあるボーイングの施設で作業が実施され、2016年11月にNATOへ納入された。残り13機は独南部バイエルン州マンヒングで改修された。

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