エアバスとジェットブルー航空(JBU)は現地時間2月22日、北米の航空会社では初となる燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA320(登録番号N821JB)をジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で公開した。エアバスのサポートにより、JFKにあるJBUの施設でシャークレットを装着する改修が行われた。
軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のエンジン換装型のA320neoファミリーでは標準装備となる。
JBUは現在A320ファミリーを127機運航中。発注済みの機体は86機となる。今年後半には30機発注したA321の初号機を受領する予定。