エアバスは日本時間12月7日、日系航空会社が運航するエアバス機が合計100機に達したと発表した。100機目となったのは全日本空輸(ANA/NH)のA321neo(登録番号JA140A)で、7日午後4時55分に羽田空港へ到着した。
日本最初のエアバス機は、東亜国内航空(TDA、後に日本航空と合併)のA300B4で、1980年就航。退役機を含めると、これまでに160機以上を引き渡している。
ANAは、A321neoを33機発注済みで、100機目の機体は同社へのA320neoファミリー納入では17機目。同社が現在運航しているA320ファミリーは、A320ceo(A320従来型)が5機、A320neoが7機、A321ceoが4機、A321neoが9機となっている。
現在はANAのほか、5社がエアバス機を運航。スターフライヤー(SFJ/7G、9206)がA320ceoを12機、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)がA320ceoを21機、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)がA320ceoを24機、バニラエア(VNL/JW)がA320ceoを15機、エアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)がA320ceoを2機運航している。
今後は、ANAが日本で初導入する総2階建ての超大型機A380の初号機が今月中旬にロールアウトする予定で、2019年3月に引き渡される見通し。また、同じく2019年に日本航空(JAL/JL、9201)が本邦初となるA350 XWBの初号機を受領する計画になっている。
7日に羽田へ到着したA321neoは、現地時間6日午後7時にハンブルクのフィンケンヴェルダー空港をフェリーフライト(回航)のNH9400便として出発。途中ノボシビルスクで給油後、羽田のA滑走路(RWY34L)へ7日午後4時49分に着陸し、同55分にANAの格納庫前のスポット(駐機場)へ到着した。
A321neo搭乗記
・国内線普通席も電源コンセント完備 特集・ANA A321neoに乗ってみた(18年8月30日)
A320neo ビジネスクラスの搭乗記
・座り心地の良さと静かさ実感 特集・ANA A320neoビジネスクラスに乗ってみた(17年9月18日)
写真特集・ANA A321neo初号機
機内編 各席に個人モニターや電源装備(17年9月10日)
外観編 低燃費大型エンジンは直径2メートル(17年9月10日)
ANAのA321neo
・ANA、A321neo国内初就航 電源と個人モニター装備(17年9月12日)
・ANA、A321neo初号機受領 9月中旬から国内線(17年9月7日)
・ANA、777-9XとA321neoなど70機正式発注 16年度から受領(14年7月31日)
・ANA、777-9XとA321neoなど70機発注 過去最大の投資規模(14年3月27日)
ANAのA321ceo
・ANA、A321ceo初号機が羽田到着 上級クラスに電動新シート(16年10月31日)
写真特集・ANA A321ceo国内線仕様
前編 電動シートのプレミアムクラス(16年11月17日)
後編 初号機はハンブルク製(16年11月18日)
ANAのA320neo
・ANAのA320neo、国際線に初就航 成田から上海へ(17年1月23日)
・ANA、日本初のA320neo就航 羽田から関空、1月から国際線(16年12月26日)
・ANA、日本初のA320neo羽田到着 大型機並み装備、1月から国際線(16年12月17日)
・ANA、A320neo初号機を受領 1月から近距離国際線(16年12月16日)
写真特集・ANA A320neo初号機就航
第1回 大型機並み装備のビジネスクラス(16年12月27日)
第2回 狭小空間生かしたギャレーと化粧室(16年12月29日)
最終回 新型エンジンで低燃費低騒音(16年12月30日)
写真特集・ANA A320neo初号機(羽田到着時)
前編 近距離ビジネスも電動シート(16年12月18日)
後編 小型機だけど大型低燃費エンジン(16年12月20日)