タイのLCC、タイ・ライオン・エア(TLM/SL)は現地時間12月7日、バンコク(ドンムアン)-成田線を週7往復(1日1往復)で開設した。同社初の日本路線で、2019年には中部(セントレア)線と関西線などの開設も予定する。
成田線は、エアバスA330-300型機で運航する。2クラス392席で、プレミアムエコノミー18席、エコノミー374席。日本路線には、日本語を話す客室乗務員が乗務する。
運航スケジュールは、成田行きSL300便がバンコクを午前1時に出発し、午前9時10分着。バンコク行きSL301便は午前11時に成田を出発して、午後4時15分に到着する。
成田空港第1ターミナル24番搭乗口では、就航記念式典を開催した。同社のダーシット・ヘンドロ・セプトロ会長は同路線について、「両国の観光交流の拡大につながる」と述べ、自信をのぞかせた。
今後は、中部線を1月16日に開設し、関西線の就航を3月2日に予定する。またダーシット会長はAviation Wireに対し、4都市目の日本路線の計画を明らかにした。福岡が有力とみられる。
成田発の初便となったバンコク行きSL301便(A330-300、登録番号HS-LAH)は、多くの観光客でにぎわった。搭乗口では、ライオンをモチーフとした同社のキャラクターが、記念撮影に応じる姿も見られた。同便は午前11時20分前に出発し、同40分過ぎにバンコクへ向けて離陸した。
タイ・ライオン・エアは、インドネシアの大手LCCライオン・エア(LNI/JT)グループの航空会社で、2013年に設立。現在はシンガポールやインドネシア、中国、インドなどに乗り入れ、成田は同社52番目の就航都市となる。
運航スケジュール
SL300 バンコク(01:00)→成田(09:10)運航日:毎日
SL301 成田(11:00)→バンコク(16:15)運航日:毎日
関連リンク
Thai Lion Air
・タイ・ライオンエア、中部便は夕方発 19年1月就航(18年11月10日)
・737 MAX 9、納入開始 タイ・ライオン・エアに初号機(18年3月22日)