エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2018年12月7日 14:07 JST

タイ・ライオンエア、日本初就航 成田-バンコク、会長「交流拡大に」

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 タイのLCC、タイ・ライオン・エア(TLM/SL)は現地時間12月7日、バンコク(ドンムアン)-成田線を週7往復(1日1往復)で開設した。同社初の日本路線で、2019年には中部(セントレア)線と関西線などの開設も予定する。

バンコクに向け成田を出発するタイ・ライオン・エアのSL301便初便=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 成田線は、エアバスA330-300型機で運航する。2クラス392席で、プレミアムエコノミー18席、エコノミー374席。日本路線には、日本語を話す客室乗務員が乗務する。

 運航スケジュールは、成田行きSL300便がバンコクを午前1時に出発し、午前9時10分着。バンコク行きSL301便は午前11時に成田を出発して、午後4時15分に到着する。

成田就航を「両国の観光交流拡大につながる」と語るタイ・ライオン・エアのダーシット会長=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 成田空港第1ターミナル24番搭乗口では、就航記念式典を開催した。同社のダーシット・ヘンドロ・セプトロ会長は同路線について、「両国の観光交流の拡大につながる」と述べ、自信をのぞかせた。

 今後は、中部線を1月16日に開設し、関西線の就航を3月2日に予定する。またダーシット会長はAviation Wireに対し、4都市目の日本路線の計画を明らかにした。福岡が有力とみられる。

 成田発の初便となったバンコク行きSL301便(A330-300、登録番号HS-LAH)は、多くの観光客でにぎわった。搭乗口では、ライオンをモチーフとした同社のキャラクターが、記念撮影に応じる姿も見られた。同便は午前11時20分前に出発し、同40分過ぎにバンコクへ向けて離陸した。

 タイ・ライオン・エアは、インドネシアの大手LCCライオン・エア(LNI/JT)グループの航空会社で、2013年に設立。現在はシンガポールやインドネシア、中国、インドなどに乗り入れ、成田は同社52番目の就航都市となる。

成田空港でタイ・ライオン・エアのバンコク行きSL301便初便への搭乗手続きを待つ利用客=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

タイ・ライオン・エアの成田就航をテープカットで祝うダーシット会長(中)ら=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

利用客の記念撮影に応じるタイ・ライオン・エアの乗務員ら=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

成田を出発するタイ・ライオン・エアのバンコク行きSL301便初便=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バンコクに向け成田を出発するタイ・ライオン・エアのSL301便初便=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バンコクに向け成田を離陸するタイ・ライオン・エアのSL301便初便=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バンコクに向け成田を離陸するタイ・ライオン・エアのSL301便初便=18年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
SL300 バンコク(01:00)→成田(09:10)運航日:毎日
SL301 成田(11:00)→バンコク(16:15)運航日:毎日

関連リンク
Thai Lion Air

タイ・ライオンエア、中部便は夕方発 19年1月就航(18年11月10日)
737 MAX 9、納入開始 タイ・ライオン・エアに初号機(18年3月22日)