アメリカン航空(AAL/AA)は、ロサンゼルス-ボストン線に、エアバスA321型機の大陸横断路線仕様機「A321 Transcon(A321T)」を、2019年4月2日から1日2往復投入する。
A321Tの座席数は、3クラス102席。ファーストクラスが10席、ビジネスクラスが20席、エコノミークラスが72席で、エコノミーのうち36席はシートピッチが広い「メインキャビンエクストラ」となる。通常のエコノミー「メインキャビン」のピッチが31インチ(約78.7センチ)であるのに対し、エクストラは35インチとなる。また、ファーストとビジネスは、フルフラットシートを完備する。
発着地は、ロサンゼルス国際空港とボストン・ローガン国際空港。A321Tによる運航便の航空券は、12月3日に販売を開始した。
アメリカン航空は現在、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港とロサンゼルス間、JFKとサンフランシスコ国際空港間を結ぶ大陸横断路線で、A321Tによるサービスを提供している。
日本の航空会社では、アメリカン航空は日本航空(JAL/JL、9201)と2011年4月1日から共同事業(JV)を太平洋路線で展開。共通運賃や乗り継ぎしやすい運航スケジュールなど、利便性向上で連携している。また、中国南方航空(CSN/CZ)に2億ドルを出資し、提携を深めている。
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