日本航空(JAL/JL、9201)は、正月三が日の2019年1月1日から3日に、羽田発の国内線ファーストクラスでおせち料理を取り入れた「新春祝い箱」を提供する。航空会社では初めて、旭酒造(山口・岩国市)の「獺祭甘酒」をふるまう。
対象は、羽田を午後4時59分までに出発する札幌、伊丹、福岡、那覇行きの便のファーストクラス。おせち料理の定番、田作り、紅白なますなどをはじめ、紅ズワイガニやエビなどを使用した新春特別メニューで、俵ご飯には赤飯、椀物には雑煮を用意する。
獺祭甘酒はアルコール0%。粒ぞろいが悪いなどの理由で、等級のつかない「等外米」を使い、純米大吟醸酒を造るように米を50%まで磨いた。等外米は、経験豊かな農家が栽培しても5-10%の確率で発生し、農家の経営を圧迫する要因にもなっているという。しかし、酒米「山田錦」の美点である「きれいな甘み」を持っていることから選ばれた。
JALは2007年12月から、本革シートを採用したファーストクラスを導入。現在はボーイング777-200型機に14席、767-300ERに5席設定している。
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