エールフランス・グループは、欧州内とフランス国内の短中距離路線の組織を一新し、3月31日から新しい航空会社で運航を開始する。新会社の社名は「オップ!(HOP!)」で、グループ内の航空3社を統合して誕生した。
オップ!とはフランス語で「それ!」「そら!」といったかけ声。A地点からB地点まで、渡航者がすばやく簡単に移動できるイメージを表したという。ロゴのデザインで斜めになった感嘆符は、飛行機が離陸する様子を表し、常に行動する企業姿勢を表現した。
オップ!では旅行客を対象に片道55ユーロ(約6800円)からの価格帯を用意するほか、ビジネス渡航客向けのサービスも用意する。欧州とフランス国内の136都市を1日530便で結ぶ。
エールフランス・グループは3カ年計画に基づき、不採算事業である短中距離路線をグループ内の中核を構成する、エールフランス航空(AFR)とオップ!、トランサヴィア・フランス航空(TVF)の3社で再構築する。オップ!はこれまでのブリテール(BZH)とレジォナル(RAE)、エールリネール(RLA)の地域航空会社3社を統合した。
オップ!は3月31日開始の夏ダイヤから、パリ・オルリー空港発着便やAFRに代わってシャルル・ド・ゴール空港に乗り入れる短中距離路線を運航する。
機材は48席から100席までの98機を保有。エンブラエル機がE190、E170、E145、ボンバルディア機がCRJ1000、CRJ700、CRJ100、ATR機がATR 72-500と-200、ATR 42-500と-300となっている。
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