ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の貨物事業会社ANAカーゴ(ANA Cargo)は、9月に発生した台風21号の影響で、取り扱いができなくなっていた関西空港の国内貨物について、11月14日の始発便から再開した。
ANAカーゴが関空で使う貨物上屋は2棟。屋根がはがれ、システムや貨物の重さを量る計量器などが壊れた。施設内の電源は仮のものを使用して再開にこぎ着けたが、修理には時間がかかっていた。
今回再開した国内貨物は、関空を発着するANAグループの国内線全便が対象。国際貨物は、9月26日から順次再開済み。
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ANA Cargo
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後編 「“素人判断”もうやめて」