JAL、岡山空港にサクララウンジ新設　19年春、搭乗口付近に

　日本航空（JAL/JL、9201）は11月6日、岡山空港にサクララウンジを新設すると発表した。2019年春のオープンを予定している。これまでJAL便の乗客が利用できるラウンジは、一般エリアにある共用ラウンジのみだったが、保安検査場を通過後の「制限エリア」内に求める声が多く寄せられたことから、設置を決めた。

JALが岡山空港に新設するサクララウンジのイメージイラスト（同社提供）

　岡山のサクララウンジは、保安検査場を通過後の3番搭乗口付近に新設。マイレージプログラム「JALマイレージバンク」（JMB）の上級会員などが利用できる。内装は、2016年6月にオープンした新デザイン第一号となる新千歳空港のラウンジと同様、「日本のたたずまい」をデザインコンセプトに、日本の素材美を活かしながら現代的にアレンジした空間を用意する。

　JALは既存のサクララウンジのリニューアルを進めており、新千歳のほか、那覇と広島、福岡、鹿児島、小松、松山のものを改装済み。座席レイアウトはこれらと同様、出張や家族旅行など、さまざまな利用形態を想定したものにする。また、手荷物を置くスペースも設ける。

　JALが岡山にサクララウンジを開設するのは初めて。JALのラウンジ利用資格がある利用者は現在、3階送迎デッキ入口手前にある空港の共用ラウンジ「マスカット」のみが利用できる。共用ラウンジは保安検査場を通過する前にあるため、搭乗時間近くまでくつろげないなどの声が寄せられていた。

　一方、全日本空輸（ANA/NH）は自社ラウンジ「ANAラウンジ」を、1番搭乗口付近に設置済み。JALによると、利用者からサクララウンジ開設を求める声が多く寄せられていたという。

JALが岡山空港に新設するサクララウンジのイメージイラスト（同社提供）

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