ギリシアのエーゲ航空(AEE/A3)は、導入を予定しているエアバスA320neoファミリーのエンジンについて、米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PW1100G-JM」を選択したと現地時間10月22日に発表した。
エーゲ航空は6月に、A321neoを10機、A320neoを20機確定発注。3月の覚書(MoU)締結時には、確定発注までにエンジンをPW1100G-JMと、CFMインターナショナル製「LEAP-1A」の2種類から選択するとしていたが、確定発注時には未定となっていた。
PW1100Gは、PWと日本航空機エンジン協会(JAEC)、独MTUアエロエンジンズが設立した合弁会社IAE(インターナショナル・エアロ・エンジンズ)が主体となり、2011年から開発を開始。JAECが全体の23%を担当し、IHI(7013)と川崎重工業(7012)、三菱重工航空エンジン(MHIAEL)が参画している。
エーゲ航空はA320neoファミリーを、確定発注した30機のほか、オプションを12機設定。このほか最大で20機をリース導入する計画で、最大62機の受領を計画している。
現在、49機のエアバス機を保有。A320が37機、A321が11機、A319が1機で、2020年から2025年にかけて、機材更新を予定している。
関連リンク
Aegean Airlines
Pratt & Whitney
Airbus
エアバス・ジャパン
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