静岡空港の新国際線ターミナルが10月30日から供用を開始する。2016年11月に着手した旅客ターミナルの増築・改修工事によるもので、待合室や手荷物受取所などを拡充する。
空港を管理する静岡県によると、待合室の席数が従来の300席から400席に、手荷物受取所のベルトコンベアーが1基から2基に増える。運航情報も現在の日本語と英語に、中国語(簡体字、繁体字)と韓国語を加え、ムスリム対応として男女別の礼拝室を設ける。また、ハラール食の提供も予定している。
県によると、12月から2019年2月にかけて、フードコートやラウンジ、免税店などのテナントが入るという。
静岡空港は、静岡県が設置・管理する地方管理空港で、2009年6月4日開港。愛称は「富士山静岡空港」と名付けられた。滑走路は長さ2500メートル、幅60メートルのものが1本(RWY12/30)、エプロンは8バースで、運用時間は午前7時30分から午後10時まで。4月10日には、国内線の新ターミナルがオープンした。
2019年4月1日に民営化を予定しており、三菱地所(8802)と東急電鉄(9005)のコンソーシアム(企業連合)が優先交渉権者に選ばれた。
関連リンク
富士山静岡空港
・静岡空港、三菱地所・東急電鉄連合に優先交渉権 19年4月民営化へ(18年4月3日)
・静岡空港、国内線新ターミナル4月開業(18年3月16日)