全日本空輸(ANA/NH)は10月15日、羽田-ウィーン線を2019年2月17日に開設すると発表した。深夜に羽田を出発し、早朝にウィーンへ到着する。ANAのウィーン就航は約17年ぶり。
機材はボーイング787-9型機で、1日1往復運航。座席数は2クラス215席で、ビジネスクラス48席とエコノミークラス167席で構成する。
運航スケジュールは、ウィーン行きNH205便が羽田を午前1時55分に出発し、午前6時着。羽田行きNH206便は午前11時50分にウィーンを出発し、翌日午前6時55分に到着する。
ANAによると、日欧経済連携協定(EPA)の発効が2019年に予定されていることから、ウィーンへ早朝到着し、欧州各都市へ午前中に乗り継げるスケジュールで、ビジネス需要の取り込みを狙うという。ウィーンは中欧や東欧の物流拠点であることから、自動車部品など貨物需要の取り込みも図る。
ANAは1996年3月から2002年3月まで、成田-パリ線をウィーン経由で運航。およそ17年ぶりにウィーンに再就航し、日本の航空会社としては唯一の中・東欧路線となる。現在はANAと同じ航空連合「スターアライアンス」に加盟するオーストリア航空(AUA/OS)が運航するウィーン-成田線で、コードシェア(共同運航)を実施している。
オーストリア航空の成田線は、5月15日に1年8カ月ぶりに再開。夏ダイヤ期間は週5往復を運航している。10月27日の成田発便を最後に一旦運休し、夏ダイヤが始まる2019年3月31日から週5往復で再開する。
ANAの羽田からの欧州行き深夜便は、ウィーン線の就航により2路線となる。現在は深夜早朝帯で、フランクフルト線を運航している。
運航スケジュール
NH205 羽田(01:55)→ウィーン(06:00)
NH206 ウィーン(11:50)→羽田(翌日06:55)
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全日本空輸
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