エバー航空(EVA/BR)は、台湾初のボーイング787型機を受領した。長胴型787-9の同社向け初号機(登録番号B-17881)で、台北-香港線に投入後、11月から長距離国際線に就航する見通し。日本路線への投入も計画している。
エバーは24機の787を2022年までに導入予定で、内訳は787-9が4機、超長胴型787-10が20機。このうち、18機の787-10は2015年11月に自社発注した購入機で、残る4機の787-9と2機の787-10は、航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)からの長期リースとなる。787-10の初号機受領は、2019年夏ごろになる見込み。
787-9の初号機は、現地時間10月2日に米サウスカロライナ州のチャールストン工場で引き渡された。エンジンはGE製GEnxで、座席数は2クラス304席となる。機体のデザインを刷新し、前部胴体には「787」の文字が入れられた。
ビジネスクラスの「ロイヤルローレルクラス」は26席。BMWのグループ会社デザインワークスがデザインしたフルフラットの新シートで、長さは最大76インチ(193センチ)、幅は幅23インチ(58.4センチ)となる。個人用モニターは18インチで、タッチスクリーンタイプを採用した。
エコノミークラスは278席。レカロ製シートをティーグがエバー向けにデザイン変更し、ビジネスクラスと統一感のある客室に仕上げた。
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