ベトナムのベトジェット航空(VJC/VJ)は、ホーチミン-羽田線を早ければ2019年春にも開設する。来日したグエン・ティ・トゥイ・ビン副社長が10月10日、Aviation Wireの取材に対し明らかにした。
ベトジェットは、ハノイ-関西線を11月8日に開設予定。同社初の日本への定期便で、エアバスA321ceo(A321従来型)により1日1往復(週7往復)運航する。
その後はホーチミン-関西線を12月14日、ハノイ-成田線を2019年1月11日に就航させる予定で、いずれも1日1往復運航する。機材は新型エンジンを採用したA321neoを投入し、将来的に日本路線はすべてA321neoに統一する見通し。
4路線目となる羽田線について、ビン副社長は「東京へはまず成田に就航するが、羽田にも乗り入れる。最初は深夜便になるだろう」と見通しを語った。
ベトジェットは、2014年に初の日本発着チャーターを関空で実施。その後、成田と仙台、中部(セントレア)、小松、茨城、福島への乗り入れ実績がある。2017年7月には、日本航空(JAL/JL、9201)と業務提携に向けた覚書を締結している。
また、10日に都内で開かれたベトナム投資カンファレンスで、ベトジェットと複数の金融会社との間で総額約12億ドル(約1350億円)にのぼる融資契約の締結を発表した。
*ビン副社長へのインタビュー詳報は別途掲載します。
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