日本航空(JAL/JL、9201)は10月4日、月面資源開発に取り組む宇宙スタートアップ企業ispace(アイスペース、東京都港区)のランダー(月着陸船)を組み立てる技術支援を始めたと発表した。成田空港にある整備子会社JALエンジニアリング(JALEC)のエンジン整備センターで、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のランダー2機を組み立てる。
JALとアイスペースは2017年12月に、資本業務契約を締結。今回の技術支援では、整備センターでランダーを組み立てるほか、JALECの整備士が溶接など組立作業の一部について、技術支援を行う。
組み立てたランダーは、2020年と2021年に月へ打ち上げられる予定。
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